令和6年11月20日(水)~22日(金)の3日間、東京ビッグサイトで「ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2024」(主催:全国ビルメンテナンス協会・日本能率協会)が開催されました。本フェアは、年に一度の国内最大級のビルメンテナンス分野に特化したもので、28講演会、出展145社(307ブース)、期間来場者13,005名と大盛況の展示会・フェアでした。 なお、来年のビルメンヒューマンフェアは、令和7(2025)年11月19日(水)~21日(金)の3日間で開催される予定です。
■講演会 講演会では、「デジタルメンテナンス」に関することや「ビルメン未来会議」など、これまでにないプログラムもあり、その中で北海道ビルメンテナンス協会会員からお二人の方が講師となり、それぞれ講演を行いました。 一つは、岡田知己氏(北洋ビル管理㈱代表取締役社長・全国協会ワーキンググループ座長)と大塚憲孝氏(厚生労働省生活衛生課長補佐)による『ビルメンテナンス業における労務費の適切な転嫁に向けた自主行動計画』についての講演で、現在、政府をあげて価格転嫁推進を強力に推進している中、ビルメン業は最も労務費への価格転嫁が進んでいないため、この課題解決に向けた取り組みや全協相談窓口並びに他団体の状況などについて講演されました。 もう一つは、幡優子氏(㈱テックサプライ代表取締役・全国協会広報委員会委員)と時津宝生氏(㈱テックサプライIT顧問)による『現場で得たリアルな知見を反映し、社員幸福と効率を両立するビルメンアプリの事例発表』についてで、社員の幸福のためのDXを推進し、事例としてホテルの客室清掃アプリ開発について、現場とともに改善を重ね、品質向上と従業員の満足度の高いものになった、と紹介されました。 どちらの会場も多くの方が参加され、とても興味を持って聴講されていました。業界のエキスパート達がビルメンテナンスの未来をどのように予見し、どのような新技術や課題解決のための方策を開発しているのかを共有できた貴重な講演会でした。
■展示会・ビルメン清掃ロボットツアー 展示会では、業務の効率化に役立つアイテム、最新の清掃ロボット技術の展示やデモ、環境に配慮した製品やサービスの紹介など見逃せない企画が盛りだくさんでした。 その中で「ビルメン清掃ロボットツアー」に参加し、各社の展示担当者からロボットの紹介やデモンストレーションなどについて、限られた時間でしたが各社より丁寧な説明がありました。参加者から補助金申請などについて熱心な質問や相談があり、今後のロボット利用がさらに加速する勢いを感じられ、まさに、コスト削減・人手不足解消・効率化・品質向上のヒントが得られる場となっていたと体感しました。 また、(公社)全国ビルメンテナンス協会のブースでは、今年度のビルクリーニング技能検定から実施されるCBT試験を模擬体験できるコーナーの設置や業界が抱える課題に対応するための最新情報が多数展示・紹介されていました。
■その他(「ビルクリーニングサービスグランプリ2025」について) 今回のフェアにおいて、全国ビルメンテナンス協会より「ビルクリーニングサービスグランプリ2025」の告知プレゼンがありました。 詳細は鋭意検討中で、今後、全国協会のYouTubeチャンネルで予告動画が配信される予定です。
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