社団法人 北海道ビルメンテナンス協会
地区協活動報告
令和5年1月4日

広島工大・杉田 洋教授の講演会(札幌市との情報交換会を兼ねて)

 
 9月28日(水)にビルメンテナンス会館において、清掃ロボット研究の第一人者、広島工業大学の杉田 洋教授をお招きして、「ロボット清掃の未来」と題して、ご講演をいただきました。
 会場には、会員企業10社23名のほか、札幌市役所の財政局管財部からは係長さんお2人もお招きをし、皆さん熱心に聞き入っていました。

杉田先生から、

①ファシリティ・マネジメントの手法により、品質、財務、供給の3者のバランスを取りながら、建
物の管理が適切に行われているかを評価して、長年に亘ってコントロールしていくことが大切である。

②人と清掃ロボットの守備範囲は、難しいところは人の手で、簡単なところはロボット化だとコスト高になるので、その中間領域となる。

③これからの清掃業務の発注は、家を建てる時のように、発注者が専門家に設計と監理をお願いして、その専門家の知見に基づいて仕様書を作って発注・監理し、受注者はその仕様書から具体的な作業の提案をするという手法が求められる。

というようなお話がありました。

 講演会の終わりには質問コーナーもあり、清掃ロボットの値段やGPSの活用などについての質問も出て、杉田先生から丁寧なお答えがありました。
 先生のお人柄もあって、講演は終始なごやかな雰囲気で進められ、分かりやすい軽やかな解説に、会場は和らいだムードに包まれていました。
 杉田先生には、心から感謝を申し上げます。

 

①杉田講師②講演会の様子


Copyright