社団法人 北海道ビルメンテナンス協会
地区協活動報告
平成29年11月29日

障がい者雇用セミナー



 11月28日(火)障がい者雇用セミナーを釧路市交流プラザさいわいにて会員及び賛助会員並びに非会員併せて26名の参加をいただき開催しました。

 当該セミナーは共生社会の推進と障がい者へ理解を深めることにより社会に貢献するとともに、雇用拡大、継続につなげ、業界が抱えている人材不足問題の解消を図ることを目的としており、今年で3回目の開催となりました。
 
 第一部は今年4月に北海道釧路鶴野支援学校の第一期卒業生を雇い入れた会員3社(東洋実業、東京美装北海道、セントラルビルサービス ※北海道クリーンシステム欠席)による、雇用状況発表会を行いました。
 3名とも雇用状況は良好で、それぞれの職場で活躍している様子、スムーズに職場に溶け込むための工夫、今後の課題等が発表されました。
 第二部は独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構北海道支部 高齢・障害者業務課 平井 啓祐様により障害者雇用納付金制度の解説と助成金の説明と活用事例並びに申請のポイント、就労支援に関する様々な取り組みについてご講演をいただきました。
 第三部は北海道鶴野支援学校 高等部教諭 犬養 浩一郎様により特別支援学校の現状、釧路鶴野支援学校の卒業生の進路状況並びに進路指導の現状、職場での合理的配慮と定着に向けたヒントを講演いただき、障がい者の新規雇い入れ、雇用継続に役立つ情報をご説明いただきました。

 前段でもふれました通り、今年度は北海道釧路鶴野支援学校の第一期卒業生を会員企業4社で受け入れることができ、平成26年開校来、作業学習の実技指導、現場実習受け入れ等で支援してきたことの成果を形作ることができました。
 
 今後の課題としては、現在のサポート体制のより一層の充実と、雇用した人財の継続と育成、並びに来年以降の卒業生の受け入れ態勢の強化が挙げられます。
 釧路地区協議会では、一人でも多くの皆様に障がいに対する知識の習得、障がい者への偏見の解消と理解を深めるための事業を継続し、当該活動のより一層の充実を図ってまいりますので、関係する皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 
 最後になりましたが、何かとご多用にもかかわらず講師をお勤めいただきました皆様、講師派遣を承諾いただきました各団体の皆様に厚く御礼申し上げます。



 
 

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